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2017-08-30

家族の風景と味の記憶

祖母と曾孫でババ抜きと神経衰弱大会が行われていました。
私もしてみたのですが、神経が衰弱してしまい・・・そそくさと退散。

いつの間に、こんなにいろんなことを覚えられるようになったんだろう。
こどもたちの記憶力がすごい!

戦争を体験した、祖母がいてくれたから、私たちはいるんだなぁっと思うと
この手をみながら、いつもありがとうと感謝をせずにはいられません。

美味しいぬか漬けをつける手。

美味しい出汁をひく手。

美味しいご飯でみんなを笑顔にさせてくれる手。

改めて、そんな手を見て、それで育ててもらって、もう十分、幸せ者だなぁ。

「雑穀米より、玄米よりも、白米が何よりのご馳走じゃ。
味噌汁は、具沢山よりも、熱い汁をすすりたい。」

そんな祖母の言葉の意味が、ようやく今、食文化を学んだ後に
心から理解できました。

秋か冬に
一緒に味噌を作ろうと、はじめて誘ってみようと思います。
姪っ子たちも呼んで、それぞれの家族のお味噌を作ろう。

密かな、私の願望です。

何気なく、家族の食卓の風景をシャッターを切ってると。
ファインダー越しに、たまらなく幸せになりました。

祖母のそうめんつゆは、毎年、海老出汁です。
小さな頃から変わらなかった海老出汁を、時代が巡って、姉妹たちの子どもが食べてるなぁっと思いながら

「作り続ける」ことって本当に大事なことだと気づきました。
ついつい、目新しもの、新しいもの、外に外に答えを求めがちですが、

長年、季節ごとに、定番の変わらない家の味の中、作り続けることの中に

味の記憶が宿るんだと思います。

私も、まだまだ作れないものがたくさんあります。
祖母と母に、教えてもらわないと。

一緒に、台所に立って、学びたい。
有名なシェフよりも、祖母に学びたい。話や、一緒にすることが何よりも財産になるから。

昨日は海老出汁を教えてもらいました。
そうめんの時期、すだちの時期、小エビも出回ります。
季節限定の出汁、夏の間だけ食べられる、そんな祖母のご馳走を、ノートにためていきたい。

母のお好み焼きも、小さな頃と全く同じ、変わらない味で
本当に美味しい。

4人姉妹の私たちは、週1夜ご飯はお好み焼きでした。
それを4等分して、次が焼けるまでにご飯とお好み焼きで食べる繰り返しです。

味の記憶が、次の世代に宿ると思うと、とっても幸せな気分になりました。

私も、そんな美味しいごはんを作れる女性になりたい。


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